平 成 29 年 度
試験問題(択一式)
理
科
(物理)
受 験 番 号
受 験 心 得
1.この試験問題は、指示があるまで開かないこと。 2.試験問題には、受験番号を忘れずに記入すること。 3.問題数は21問である。
4.試験時間は、13時30 から14時30 までの60 間である。 5.携帯電話等は、電源を切り、 用できない状態にすること。
6.解答用紙には、解答欄以外に次の記入欄があるので、試験係官の指示に従って、それぞれ正確に記入しマークすること。 ① 氏名記入欄、受験番号欄
姓・名、受験番号を解答用紙の氏名欄、受験番号欄に記入すること。 ② 性別欄、志願区 欄
性別、志願区 を解答用紙の性別欄、志願区 欄に正確にマークすること。 ③ 受験地本名欄(※自衛官候補看護学生受験者のみマークすること)
受験番号に記載されている受験地本名を、受験地本名欄から選び、正確にマークすること。 (例)受験地本名が札幌の場合
受験地本名(※自衛官候補看護学生受験者のみマークすること) 札 幌:
函 館:
栃 木: 群 馬:
石 川: 福 井:
鳥 取: 島 根:
長 崎: 大 :
④ 受験地名欄(※技官候補看護学生受験者のみマークすること)
受験番号に記載されている受験地名を、受験地名欄から選び、正確にマークすること。 (例)受験地名が所沢の場合
受験地名(※技官候補看護学生受験者のみマークすること) 札 幌:
仙 台:
所 沢: 金 沢:
名古屋: 大 阪:
広 島: 高 :
福 岡: 熊 本:
宮 崎: 嘉手納:
⑤ 番号欄
受験番号に記載されている4桁の数字を記入し、正確にマークすること。 (例)4桁の数字が1012の場合
番 号
←記入
次の文章(A・B)を読み,下の問い(問1∼6)に答えよ。
A 一様な断面積を持つ金属抵抗Pと,材質が同じで長さがPの半 ,断面積がPの2倍の抵抗Qがある。
問1 P,Qを並列につないだとき,合成抵抗値はいくらか。Qの抵抗値をR としたとき,最も適当なものを,次の⑴∼⑸ のうちから一つ選べ。 1
⑴ 1 5R ⑵ 2
5R ⑶ 35R
⑷ 45R
⑸ R
問2 図のようにP,Qを並列につなぎ,電池E と電流計を接続したとき,電流計はI の値を示した。P,Qの抵抗値はそ れぞれいくらか。最も適当なものの組合せを,次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。ただし,電池と電流計の内部抵抗は無 視できるものとする。 2
P Q
⑴ 5E
I
5E
4I
⑵ 5E
I
5E
3I
⑶ 5E
I
5E
2I
⑷ 5E 2I
5E
4I
⑸ 5E 2I
5E
3I
問3 問2のときの温度はt であった。いまQをはずしてPのみを別の電池E に接続したところ,電流はI で,温度はt
であった(t >t)。温度係数はいくらか。最も適当なものを,次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。 3
⑴ E I−EI
EI(t−t) ⑵ E I−EI
5EI (t −t) ⑶ E I−5EI
EI(t−t) ⑷ 5E I−5EI
EI(t −t) ⑸ 5E I−5EI
EI (t −t)
P
Q
E
B 最大目盛 10mAで内部抵抗 10Ωの電流計がある。
問4 最大目盛 100mAの電流計として 用するためには, 換する内部抵抗の値はいくらにしなければならないか。最も適 当なものを,次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。 4 Ω
⑴ 0.10 ⑵ 0.50 ⑶ 1.0 ⑷ 2.0 ⑸ 5.0
問5 最大目盛 100mAの電流計として 用するとき,電流計の外部に抵抗を接続して行いたい。いくらの値の抵抗をどのよ うにつなげばよいか。最も適当なものの組合せを,次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。 5
値(Ω) 接続方法 ⑴ 1.1 並列 ⑵ 1.1 直列 ⑶ 11 並列 ⑷ 11 直列 ⑸ 110 並列
問6 電流計の外部に抵抗をつないで,最大目盛 10Vの電圧計として いたい。つなぐ抵抗の値はいくらか。またどのよう につなげればよいか。最も適当なものの組合せを,次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。 6
次の文章(A・B)を読み,下の問い(問7∼11)に答えよ。
A 地面からの高さがhのところから,小球を初速度0で落下させる。ただし,重力加速度は とする。
問7 小球が地面に達するときの速さはいくらか。最も適当なものを,次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。 7
⑴ h
⑵ 2h
⑶ 3h
⑷ 2 h
⑸ 5h
問8 小球を落下させてから h2の高さに達するまでの時間tと,h2から地面に達するまでの時間t はいくらか。最も適当な ものの組合せを,次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。 8
t t
⑴ 2h h(2−1)
⑵ 2h 2h(2−1)
⑶ h h(2−1)
⑷ h 2h(2−1)
B 水平面とθの傾きをなす斜面がある。斜面上に質量m の物体を置くと,ゆっくりすべり始めた。ただし,重力加速度は とする。
問9 静止摩擦係数をμとするとき,すべりだすための条件を求めよ。最も適当なものを,次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。
9
⑴ μ>tanθ ⑵ μ<tanθ ⑶ μ=tanθ ⑷ μ> ・tanθ ⑸ μ< ・tanθ
問10 動摩擦係数をμ′とするとき,すべっているときの加速度はいくらか。最も適当なものを,次の⑴∼⑸のうちから一つ 選べ。 10
⑴ (sinθ−μ′cosθ) ⑵ (sinθ+μ′cosθ) ⑶ (μ′sinθ−cosθ) ⑷ (μ′sinθ+cosθ) ⑸ (sinθ−cosθ)
問11 斜面にそってℓだけすべり降りたとき,物体の運動エネルギーはいくらか。最も適当なものを,次の⑴∼⑸のうちから 一つ選べ。 11
次の文章(A・B)を読み,下の問い(問 12∼17)に答えよ。
A ヤングの実験を行うため,光源,単スリット,複スリット,スクリーンを配置した。複スリットの間隔をd,複スリットと スクリーンの間隔をℓとする。スクリーンの中心(光源と単スリットの正面)を原点Oとして,x座標をスクリーン上にと る。光源からの単色光の波長をλとする。ただし,d,x<<ℓとする。
問12 明帯の次数をm として,明帯のできる条件を求めよ。最も適当なものを,次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。ただし,
m=0,1,2,…とする。 12
⑴ m3λ
⑵ m λ
2 ⑶ (2m+1)λ
2 ⑷ mλ
⑸ 2mλ
問13 隣り合う明帯の間隔をΔxとするとき,Δx はいくらか。最も適当なものを,次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。 13
⑴ 2ℓλ
d
⑵ ℓ2λ
d
⑶ ℓ2d λ
⑷ ℓλ
d
⑸ d ℓλ
問14 d=4.0mm,ℓ=1.0m,Δx=0.15mmのとき,λはいくらか。最も適当なものを,次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。
14 μm
B 一定の厚さの薄膜がつけられた平面ガラス板が空気中に置かれている。波長λの光を薄膜の側からガラス板に垂直に入射 させる。この光に対する空気,薄膜,ガラス板の屈折率をそれぞれn ,n,n とする(n <n<n )。
問15 薄膜の上面で反射された光と入射光との位相差はいくらか。最も適当なものを,次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。
15
⑴ 2π
⑵ π
⑶ π2
⑷ π4
⑸ 0
問16 薄膜の厚さをd とするとき,薄膜とガラス板の境界で反射し空気中へもどってきた光と,空気と薄膜の境界で反射し た光の位相差はいくらか。最も適当なものを,次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。 16
⑴ 2πnd λ
⑵ 2λ πnd
⑶ 4πnd λ
⑷ λ 4πnd
⑸ πnd λ
問17 反射をできるだけ少なくするためには,つける薄膜の最小の厚さはいくらにしなければならないか。最も適当なもの を,次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。 17
⑴ λ 2n
⑵ 2n λ
⑶ 4λ
n
⑷ 4n λ
⑸ λ
次の問い(問 18∼21)に答えよ。
問18 図のように太さが一様で一端が閉じられている管を大気中から 直に水中に沈めた。ある深さのところで,管内の空気柱は 20cmと なった。管の長さを 30cmとし,温度は変化しないとしたとき,水 深(水面から管内の水の上面)はいくらか。最も適当なものを,次の ⑴∼⑸のうちから一つ選べ。ただし,大気圧は 1.0×10Paとする。
18 m ⑴ 1.0 ⑵ 2.0 ⑶ 3.0 ⑷ 4.0 ⑸ 5.0
問19 閉管の管口側の外から音を発し,振動数0Hzから徐々に振動数を上げて行くと,100Hzのとき初めて共鳴により音が 大きく聞こえた。次に共鳴するのは振動数がいくらのときか。最も適当なものを,次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。ただ し,開口端補正は えなくて良い。 19 Hz
⑴ 100 ⑵ 150 ⑶ 200 ⑷ 250 ⑸ 300
問20 3種類の質量が等しい液体A,B,Cがあり,その温度は 10,20,30℃である。液体A,Bを等量混ぜるとその温度は 15℃になった。液体B,Cを等量混ぜるとその温度は 26℃になった。液体A,Cを等量混ぜるとその温度は何℃になるか。 最も適当なものを,次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。ただし,熱は他へ逃げないものとする。 20 ℃
⑴ 20 ⑵ 22 ⑶ 24 ⑷ 26 ⑸ 28
問21 0.0℃,1.0気圧で 10ℓの理想気体がある。これを 273℃,2.0気圧にすると体積は何ℓになるか。最も適当なものを, 次の⑴∼⑸のうちから一つ選べ。 21 ℓ
⑴ 50 ⑵ 40 ⑶ 30 ⑷ 20 ⑸ 10 30cm 20cm